前回記事は
「 転職者初めての確定申告!申告時期はいつまでに行うのか? 」
でした。今回は申告に必要な書類についてです。
目次
・まずは申告書を手に入れましょう
申告書は役所に行って、「所得税の確定申告書を下さい」と言えば、持ってきてくれますので、まずは役所に行って申告書を入手して下さい。
申告書も種類がありますので、役所の人に状況を説明すれば、自分に合った申告書を選んでくれます。書き方の書いてある用紙も一緒にもらえますので、参考にしながら申告書の作成が出来ます。
・国税庁のホームページでも入手可能
各申告書の様式や手引きがPDFでダウンロードが可能となっており、〝これらは印刷してご利用になれます。〟とあります。
どの申告書が必要かわかっている場合には、サイトからダウンロードして、印刷すれば申告書を入手できます。
・申告に必要な書類
税務署で本人確認を行うため、申告書に記載する申告者本人のマイナンバー(個人番号)が必要です。
マイナンバーを持っている場合は、マイナンバーカードの裏表の写しが必要です。
マイナンバーカードを持っていない場合は、
通知カード、住民票、住民票記載事項証明書等のマイナンバーの記載のあるものの写し
と
身元確認書類(記載したマイナンバーの持ち主であることを確認できる書類)、運転免許証やパスポートなどの写しが
必要となります。
その他、申告書に添付・提示する必要がある書類については以下の通りです。
①源泉徴収票
②控除証明証
③控除の明細書、課税を証明する書類、控除額の計算明細書など
私のもらった確定申告書A用には大きく分けて、以下6項目の金額を書く必要があります。
上記①~③は以下項目の「収入金額」「所得から差し引かれる金額」「税金の計算」に必要となります。
・収入金額(①源泉徴収票が必要)
・所得金額
・所得から差し引かれる金額(②控除証明証が必要)
・税金の計算(③控除の明細書等が必要)
・その他
・延納の届出
①の源泉徴収票については、転職時に転職元からその年の辞める月までの給与に対する源泉徴収票をもらえるので、貰ってない場合は、連絡して入手しましょう。
②の控除証明証は、控除する項目に合った証明証を準備する必要があります。所得から差し引ける控除には以下のものがあります。
該当する控除証明証を準備しましょう。
・社会保険料控除
・小規模企業共済等掛金控除
・生命保険料控除
・地震保険料控除
・勤労学生控除
・障碍者控除
・配偶者(特別)控除
・扶養控除
・雑損控除
・医療費控除
・セルフメディケーション税制による医療費控除の特例
・寄付金控除
「税金の計算」で控除できる金額があり、添付又は掲示すべき書類がいくつかあります。手引きには、ほとんどがホームページ参照となっていました。以下項目に該当する方は、国税庁のホームページを参考にしてください。
・(特定増改築等)住宅借入金等特別控除
・政党等寄付金特別控除
・認定NPO法人等寄付金特別控除
・公益社団法人等寄付金特別控除
・住宅耐震改修特別控除
・住宅特定改修特別税額控除
・認定住宅新築等特別税額控除
・外国税額控除
控除できるものはしておかないと、損するのは自分です。控除できるものの確認をしっかりしておきましょう。